夢とガラクタの集積場

落ちこぼれ三流エンジニアである管理人の夢想=『夢』と、潰えた夢=『ガラクタ』の集積場です。

電力不足が深刻化する東日本で、何が出来るんだろう?(その1)

てなわけで、思ったことのまとめ開始。

まず前提として、東京電力発表によると、現状で東電区域において電力が不足しています。

A.3月中旬の総発電能力:3350万KW
B.3月中旬の総必要電力:4700万KW(節電+計画停電でAにあわせている)


Aについては4月前半までに
検査中だったり、フル稼働していない火力発電所をフル稼働状態に
持っていくことで4000万KWまで供給能力を持っていく予定のようです。

4月になれば暖房はほぼ使用されなくなる関係上、4000万KWあれば
必要な量はほぼ確保できる模様。
なので、4末時点では下記のように重要と供給はつりあいます。

C.4月末時点の総発電能力:4000万KW
D.4月末時点の総必要電力:4000万KW


ですが、このページや、このページを見ていると、
夏季に必要となる電力量は6000万KW〜6400万KW程にもなる模様。
#暖房と違って、冷房は電力で行う他ないから、という話なのでしょうか。

東電側も数か月で動作開始可能なガスタービン発電所(出力30万KW級)をいくつか
建設する予定のようですが、それでも4800万KW程までしか行かないようです。

ということは、下記のように最大1600万KWのギャップが出る。
夏の猛暑の中、計画停電突入、ということになってしまうわけです。

E.夏季の総発電能力:4800万KW
F.夏季の総必要電力:6000〜6400万KW


かつ、今回の福島原発の事故によって、
今後原子力発電所を新設/修理することは極めて困難な状況になっていると思います。
世論/国際情勢的に。

もしかすると今停止している原発を再開することすら無理かもしれない。

てことは、おそらく上記の1600万KWを
今までとは違う手段を持って埋める必要がありそうです。

そのために何が出来るか、を考えた結果を書いていこうと思います。