夢とガラクタの集積場

落ちこぼれ三流エンジニアである管理人の夢想=『夢』と、潰えた夢=『ガラクタ』の集積場です。

SSDで安価なクラウドサービス、DigitalOceanの性能を確認してみました

こんにちは。

全く前回から繋がりがなくて微妙ですが、やっていたことを。
SSDのクラウドサービス、DigitalOceanを試してみました。

・・・え?全く脈絡ないって?

1.そもそも、何故使おうと思ったの?

元々は1か月ほど前にFacebookで流れていた下記の画像が発端でした。
・・・ただ、見たはいいものの、完全に忘れて数週間が経過してしまいました(汗

その後、下記のPodcastでもう1回DigitalOceanについて話が出たので、
では使ってみよう、ということで思い立ったが吉日、アカウントを作成してみたわけですね。

Tatsuhiko Miyagawa's Podcast Podcast ep2 2013/02/19 ゲスト Kenn Ejima

2.DigitalOceanって?

SSDのサーバに仮想マシンをデプロイするクラウドサービスです。

料金プランは安い方からいくつか挙げてみると下記の通り。

1月5ドルから仮想マシンが丸々1つ使えるってかなり安いです。
単純に価格だけ比較してみても、対抗できるのはDTIVPSサーバやServerQueen位で、
ディスクは10GBでSSDでもない・・・という状況です。

そんな中、SSDで20GBの容量が確保されています。
これはかなり安いと言えるのではないでしょうか。

3.とりあえず登録してみる

そんなわけで、飛びついたわけですね。
では、登録の流れを。

トップページからSignupボタンを押すと、下記の画面に行きます。
いつものアカウント作成画面ですね。

その後、登録すると下記の画面に移ります。

当然というかなんというか、支払情報を登録しないことには始まらないようです。
登録すると、少しペイバックがあるというお知らせもありました。

Billingをクリックして支払情報入力画面に遷移します。
クレジットカード直登録と、Paypalによる支払いの2種類が選べるようです。

とりあえず詳細は省略して支払情報を登録すると、下記の画面に移ります。
DigitalOceanでは仮想マシンのことをDropletというようですね。


DropletのサイズとOS、SSHKeyを指定して「Create Droplet」ボタンを押すと下記の画面に遷移します。

仮想マシン用意中・・・というノリですね。
で、完了すると下記の画面に遷移します。

一度仮想マシンを落としてからであれば、サイズの変更もできるようです。
また、停止した仮想マシンをイメージとして保存したりもできるようです。
中々機能は充実していますね。

・・・というノリで、結構あっという間に使用は開始できます。

4.性能どのくらいよ?

で、SSD仮想マシンと聞くとまず試してみたくなるのが性能の確認。
UnixBenchを走らせて試してみました。

Benchmark Run: Thu Feb 28 2013 13:11:00 - 13:39:03
1 CPU in system; running 1 parallel copy of tests

Dhrystone 2 using register variables       25008967.9 lps   (10.0 s, 7 samples)
Double-Precision Whetstone                     2669.7 MWIPS (9.1 s, 7 samples)
Execl Throughput                               3158.1 lps   (30.0 s, 2 samples)
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks        658024.5 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks          187700.0 KBps  (30.0 s, 2 samples)
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks       1420443.0 KBps  (30.0 s, 2 samples)
Pipe Throughput                             1383508.1 lps   (10.0 s, 7 samples)
Pipe-based Context Switching                 213305.6 lps   (10.0 s, 7 samples)
Process Creation                               8225.6 lps   (30.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (1 concurrent)                   3911.9 lpm   (60.0 s, 2 samples)
Shell Scripts (8 concurrent)                    505.8 lpm   (60.1 s, 2 samples)
System Call Overhead                        1802899.7 lps   (10.0 s, 7 samples)

System Benchmarks Index Values               BASELINE       RESULT    INDEX
Dhrystone 2 using register variables         116700.0   25008967.9   2143.0
Double-Precision Whetstone                       55.0       2669.7    485.4
Execl Throughput                                 43.0       3158.1    734.4
File Copy 1024 bufsize 2000 maxblocks          3960.0     658024.5   1661.7
File Copy 256 bufsize 500 maxblocks            1655.0     187700.0   1134.1
File Copy 4096 bufsize 8000 maxblocks          5800.0    1420443.0   2449.0
Pipe Throughput                               12440.0    1383508.1   1112.1
Pipe-based Context Switching                   4000.0     213305.6    533.3
Process Creation                                126.0       8225.6    652.8
Shell Scripts (1 concurrent)                     42.4       3911.9    922.6
Shell Scripts (8 concurrent)                      6.0        505.8    842.9
System Call Overhead                          15000.0    1802899.7   1201.9
                                                                   ========
System Benchmarks Index Score                                        1020.5

スコアは「1020.5」となりました。
以前行ったミニマシンの性能確認と比較すると、総合値としては下記のミニマシンと同じくらいの性能のようです。

ミニマシン1
  • CPU:Core i5 U430(1.20GHz/3072 KB Cache) 2C/4T
  • メモリ:PC3-8500(DDR3-1066) 4GB
  • ストレージ:500GB HDD

ただし、File Copyの性能については上記のマシンを上回っており、
さすがSSD・・・ということがわかります。
#どのくらい影響あるのかはさっぱりわかりませんが(^^;

現状はアメリカリージョンしか存在しないためコンソールでアクセスするときには
若干タイムラグが気になりますが、それでも安価ながらそれなりの性能を持つ仮想マシンであることは確かです。

では、このマシンを使っていろいろ楽しんでみます^^

それでは〜